2018.08

plan and design works

Pâtisserie

KOBE_ Rokko

「patisserie ennui」 店名はパティシエがいつも気怠そうにしている事から由来している。決してネガティブな意味ではなく、ケーキ以外の事にほとんど興味がない。職人気質でひねくれ者のパティシエのためにデザインされた。いわゆるトラディショナルなパティスリーという印象をとことんまでミニマルにそぎ落としていくと、最低限の装飾と素材のもつ表現力が残った。鉄の表情は、薬品にて酸化させたときの起こる茶色に近いムラをそのまま残しランダムな仕上がりにすることで、新店ながら「昔からその場所に根をはり、地域の生活になじんでいる」ような存在感を与えた。

photo by 大竹央祐 - yosuke ohtake